大阪府泉大津市と堺市にある音楽教室です。ギター・ピアノ・その他レッスンを行っています。

音楽教育(レッスン) カテゴリー

一覧へ戻る

ギター上達 左手の問題
2011.02.07

ギターは最終的に右手が重要だが、始めたばかりの頃は左手が思うように動かなくて悩む。それは表に出ている1の指(人差し指)から4の指(小指)の指ではなく、裏で支える番号のない親指が最も重要だということに気づいていないからだと思う。

 

左親指はFなどのバレーコード以外は、常に一定の位置と角度を保持しなければならない。親指がフラフラしているようでは表面に出ている子供の指たちは常に迷う。ポジションを移動するときも、真っ先に親指が動かなければならないのに、大抵の初心者は、表に出ている指たちが親指を無視して先に動く。その結果正しいポジションで指を動かすことが出来ず、コードも保持できない。指は全部繋がっているから・・・。 まるで家族関係と似ている。

 

これに関することは下記の記事で確認できる。

46∮コードの話し (コードの移動)」

49∮コードの移動・裏で支える親指」

 

 

相田みつお氏の詩で 「土の中の水道管 高いビルの地下水 大事なものは表に出ない」「その根っこは見えない その見えないところに大事な点がある」というのがある。

 

 

もう一つ付け加えるなら、クラシックギターの場合、表に出ている指はフレットに対して出来るだけ真っ直ぐ(垂直)にすること。我流で練習すると、どうしても斜めになってしまう。ローポジションであっても、フレットに対して垂直にしておくと、Fコードも押さえやすく、ハイポジションに移動しやすい。垂直になっているかどうかは、中指を目安にすると良い。どうしても垂直にならない原因に、一番よく使う人差し指が考えられる。はじめに使う人差し指を斜めに押さえると、他の指もすべて斜めになってしまう。

 

これを直すには、クロマティックスケール(半音階)を基礎練習にするのが有効と思う。

 

 

 

RIMG20308.jpg

 

昨年の発表会でバッハのプレリュードを弾くO君。ハイポジなので当然フレットに対して垂直になっているが、ローポジションでも出来るだけこれに近いフォームが理想。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください


ページの先頭へ