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撫子(秋の七草)
2005.08.28
カテゴリー:日記

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ショッピングセンターにある花壇でこのなでしこが美しく咲いていた。なでしこは昔から「大和撫子」などと言われ、日本女性の清楚な美しさを讃えていう言葉として使われてきたが、近年この言葉は当てはまらなくなってきた。良いことなのか、悪いことなのか?

最近政治の動きが活発で、衆院選に沢山の女性が刺客と称して、起用されている。世の中には才能のある女性がいっぱいいるんだと、今回改めて知らされた。

結婚式でよく「○○さんは××大学を優秀な成績で卒業された才媛で」などと紹介されるが、最近の結婚式でもこの「才媛」は使われているのだろうか?

差別用語と言えばそうなる言葉だ。女性だけに使われる優秀であることを証明する言葉だから・・・。褒め言葉なのだから目くじら立てることはないと私は思うけれど・・・。

先日見つけた「やまと 花万葉」の本の中に撫子の歌があった。

大伴家持の歌で

我がやどの なでしこの花 
盛り(さかり)なり 手折りて一目 見せむ児(こ)もがも

「なでしこの花が今真っ盛りです。手折って一目見せてやれるような女の子がいたらよいのになあ」ということらしい。

私も同じ気持ちなのでこの歌を伝えたくなった。自分に女の子がいたら、才能があってもこんな花を愛でる子供であってほしいと思う。

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この花は「たますだれ」だと教わった。別名「夏水仙」と言うそうだ。秋の七草ではないが、清楚で美しい花だった。大伴家持が見たら、一首歌ったかもしれない・・・。

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