美しい日本語で日本を語りたい

日記カテゴリー

ヘップバーン主演の映画「マイフェアレディ」を見たことがある。内容は一人の不幸な少女を、言葉遣いから佇まいすべてを爵位のある子女に見えるよう仕立て上げるという、20世紀初頭ロンドンでの物語である。

最近こういった話、女性の所作や言葉遣いが云々と言うと、騒がれそうだが、古今東西誰が見ても美しいものや優れたものは、美しいし素晴らしい！。

美しい日本語を覚えるにはNHKのアナウンサーを真似ると良いと昔はよく言われたが、最近テレビでのアナウンサーの話し方を聞くと、うん？と首をかしげてしまう時が時々ある。話し言葉や文章は時代と共に変わっていくが、何が良くて何が悪いとは一概には言えない。その時代に合った美しさがあるのは確かだが。

あるサイトで「言語がだんだんジェンダー・ニュートラルなほうへ変わっていく」と言っている人がいた。「ニュートラルなほう」とはどういう意味かと思ったら「男女の性差にとらわれない考え方のこと」と言うことらしい。

男女の性差にとらわれない考え方？人に強制するものでもされるものでもなく、個人の生き方の問題だと思うが、ただ法で定められた性別は公的な場所では守る方が良い気がする。

昔から日本語は男言葉と女言葉があったが、現在は良いか悪いかは別として「ジェンダー・ニュートラル」化していることは確かである。性別にとらわれないのは生きやすいが、女性は現代でも通じる美しい言葉をできれば使いたい。それは優しさに通じ気がするのだが･･･。

散歩中に見つけた飛行機雲、垂直に大空に昇る。日本の行く末もこうあって欲しいと願う。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。