大阪府泉大津市と堺市にある音楽教室です。ギター・ピアノ・その他レッスンを行っています。

日記 カテゴリー

一覧へ戻る

油蝉?&つくつく法師
2006.08.24
カテゴリー:日記

つくつく法師が鳴き出し、ようやく夏も終わろうとしている。木曜は自宅レッスン日で、朝から掃除洗濯と忙しかった。洗濯物を干そうとしたら、ベランダの植木鉢ケースの中で、パタパタと激しく羽音がして、「あ!この音は蝉が落ちているに違いない!」と思いベランダに出てみた。

 

案の定、瀬戸物の植木鉢ケースに蝉が落ち、仰向けのまま足をバタバタさせていた。街路樹のある道路を通ると、仰向けの蝉の亡骸をよく見かけるが、短いと言われる蝉の一生、その断末魔の音を聞くのは堪えがたかったので、外に出してあげることにした。

 

この子の最後の場所としてこの「コンクリートは辛いだろうなぁ~」と変な同情心が湧き、せめて植木鉢に移してあげたいと思ったが、わが家には樹木の鉢植えがない。枯れた蘭の鉢が横にあったので、瀬戸物のケースよりまだましではないかと、移してあげることにした。

 

 

RIMG2209a.jpg

 

 

枯れた蘭の根っこを必死で登ろうとしていたが、何度かコンクリーとに落ち、何度も土に戻してあげた。水分の全くない枯れた根っこでは可哀想と、じょうろで鉢植えの土にそっと水をかけたり、布団を干していたので、その陰に置いたりとかなり気を使った。

 

もう殆ど飛び立つ力は残っていない筈なのに、しばらく目を離した隙に、突然パタパタと音がして、アッという間にどこかに消えてしまった。4階のベランダから、やや下方に見える桜の木までは飛べないと思うので、恐らくそのまま墜落したに違いない。

 

たかが蝉一匹のことだけど、静かな最後を看取ってあげようと思ったのに、蝉には枯れた蘭の根っこなど不本意な死に場所だったのだろうか?それとも動物の本能で、死の寸前まで危険を感じて我が身を守ったのだろうか?

 

 

 

RIMG0299.jpg

 

昨年の夏、階段燈にへばりついて 「ツクツクボウシ」 と激しく鳴いていた。これがつくつく法師だと思う。

 

 

 

 

 

2 thoughts on “油蝉?&つくつく法師”


  1. woopieさま♪
    私の写真の腕が悪いので、羽が透明に見えませんが、シースルーでした!
    綺麗な羽根だなぁ~と思いました。

    でも、アブラゼミかも知れません?
    今まで見た蝉よりかなり小さかったです!
    判らないけど墜落死した蝉の冥福を!

  2.  これはアブラゼミのようですね。
    ツクツクホウシの羽根は透明ですよ。
     ところで、こちらでは気のせいかクマゼミの鳴き声が、数年前から目立ちます。
    ~シャワシャワシャワ~というような声です。
     子供の頃は、クマゼミは非常にめずらしく、鳴き声を聴くと必死で探したものです。
     いまは、やたらと耳にします。
    クマゼミはどちらかというと暖かい地方に多いらしいのですが、この地方でこれだけ耳にするようになったのは、やはり温暖化の影響でしょうかね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください


ページの先頭へ