大阪府泉大津市と堺市にある音楽教室です。ギター・ピアノ・その他レッスンを行っています。

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教育理念
2006.05.02
カテゴリー:音楽&教育

先日、戸塚ヨットスクール校長、戸塚 宏氏(指導中に2名の死者と
2名の行方不明者を出した)が釈放され、記者会見で体罰は教育だと
はっきり言いきった。

今日はテレビで、教育の定義は「人格を養うこと。徳育です」と言う。
司会者が、「でもその徳育は体罰では養われないですよね?」と
質問すると「それが出来るんですよ!」と言う。また「親は自分の
子供は育てられないんです。甘やかすから」とつづく。

どこか根本のところで話が通じない。基本理念が同じそうなのに、方法
が違うのか、どこかに大きなズレがある。この違いは何なのだろう。

「基本は根っこ」を整理しながら、根っこは一つと思ってきた。
基本理念は一つだと思ってきた。しかしどう考えても、戸塚氏の考える
理念と、私の思う理念は双子のようでも内容がまるで違う。理念が一つと思うところに問題があるのだろうかと考え込んでしまった。

頭が混乱していたが、そこで気がついた。「教育の定義」と「教育理念」を混同して考えるから、訳が分からなくなるのだと。

戸塚氏の言う教育の定義は、「人格形成」と、どうやら私と同じらしい。
問題は理念だと思った。私の思う理念は「人が人としてどう生きるべき
か」を示すことだと考えている。その「どう生きるべきか」の概念が
人によって、かなりの違いがあり、更にそれを教育する方法がまた人によって様々なのだということが判った。

それが問題を複雑にし、大きな温度差を生じさせている。

RIMG1478.jpg
タンポポが咲いているところに、秋に落ちたどんぐりが今も残っていた。
タンポポはタンポポらしく、どんぐりはその親の木、クヌギか柏か、その他いろいろの木らしく、
共存しながら立派な花と実を残せばよい。大事なのは「らしく」だと思う。

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