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猫じゃらし
2005.10.22
カテゴリー:日記

昔から猫じゃらしが大好きで、漢字では「狗尾草(エノコログサ)」と書くようだが、猫じゃらしと言う方がピンとくる。犬の尻尾に似ていることから、いぬころが訛ってエノコロとなったそうだ。

何年か前、この雑草を多量にドライフラワーにして、籠に入れると雰囲気のある良いインテリアになると思いつき、いっぱい摘んできて、部屋で自然乾燥させた。

種がぱらぱら落ちて大変だったが、とても素敵なドライフラワーとして教室に飾った。毎年新しいのを作りたかったが、やはり種が落ちるのが厄介で古いのを飾って楽しんでいた。飾っていても種は相変わらず毎日落ちていた。

ある日、かさかさとかすかに揺れた。ドライな穂だし、地震でもないのにあれ?とその籠を見つめたら、キラッとぬいぐるみの動物のような目が光った。「うん?」と思った途端、籠の中に潜った親指大でうす茶色の生き物は、瞬間に「ネズミだ!」と悟った。

ドライになった猫じゃらしは紫エノコロも混じり、かなり茶色になっていた。一瞬だったのでネズミの種類は分からないが、体長5㎝ぐらいの小さいもので、ちょうど保護色になっていたようだ。

どこからどう入ったのか?全く見当がつかないが、翌日ピアノの調律師さんと約束があったので、その日は触らず彼に見てもらった。でももう既に姿はなかった。

飾っていた横にCDプレイヤーを置いていた。後で分かったが、スピーカーは楕円の穴が開けられ、そのデザインは通路の役目を果たしていたようだ。空洞にはエノコロの穂がいっぱい詰めてあったので、奴はどうやら巣箱にする予定だったらしい。

ネズミが嫌いな私は、手がふるえた。ピアノのペダルからネズミが入り、巣を作る話を調律師さんから以前聞いていたので、グッドタイミングな調律師さんの来訪に、胸をなで下ろした。

穂を取り出したら、出るわでるわ、わんさか詰め込まれていた。部屋の隅々にねずみ取りを置いたのは言うまでもない。それ以来、猫じゃらしは嫌いになった。

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家の近くで今年もいっぱい茂っていたが、昔からある青いエノコロは少なくなり、紫エノコロと金エノコロとが混じりあったのか、茶色っぽい。

2 thoughts on “猫じゃらし”


  1. ゴッドウーチンさま♪

    ご挨拶とコメントありがとうございます。
    映画にとても造詣が深くていらっしゃるんですね!

    古い映画もよくご存じで、とても充実したblogで感心しました。
    こちらこそ、映画に詳しい方とお知り合いになれて光栄です。これからもよろしくお願いします。

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