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ギターマイク つづき
2006.12.22
カテゴリー:音楽&教育

ギターマイク(Guyatone EDMー1)を使った感想。

マイクは小さく(直径3㎝ぐらい)、ギターにつける位置はブリッジの上にと説明書に書かれていた。

 

 

★アンプ(出力30Wぐらい。メーカー型番不明)ギター古い黒沢常三郎作

*音量は増大、高音部の音質はまるで変わってしまう。

*マイクのつける位置をブリッジより下方の表面板、高音部で試す。

音質は硬く、本来のギターの音でなくなる。

*マイクの位置を低音側に変える。高音の音質が柔らかくなる。

 

 

★アンプ ローランド(出力60W)ギター川田一高作

*音質音量共に前のより良い。付ける位置によって音質が違うのは同じ。

表面板の中央辺りが音量は小さくなるが、音質はよい。

 

 

★アンプ 老人ホームで使用のアンプに直接つなぐ。

*音響設備については私は無知なので、詳しい説明が出来ないが、4ヶ所に設置しているスピーカーに流すことが出来るとの説明を受け試す。音がズレ遅れて聞こえるので、モニターなしでは弾けなかった。

 

セゴビア一の弟子、ジョン・ウイリアムスは大阪シンフォニーホールでのコンサートで、二度とも音響設備を使用していた。一度目はスピーカーが効きすぎて残念な思いをしたが、二度目は微かにマイクを使用しているようだった。漏れ聞くところでは、音響知識は非常に詳しいとのことだ。この辺りの考え方は、セゴビアとは随分違う。

 

時と場所によって考え方は違って良いと思う。会場の大きさ、アンサンブルやコンチェルトなど他の楽器とあわせる場合、曲の内容などによって様々だ。ただ生音に慣れていると、どうしても電気の入った音に違和感を感じる。

 

私達「アンサンブル・カノン」の場合キーボードが電気の入った音なので、ギターは生の音の方が癒される。もし生のピアノと合わせるなら、ギターは電気がかっていても良いかも知れない。両方とも電気がかった音だと、なんとなく落ち着かない。

 

前にも書いたように結局当日はアンプを使わず、ホームで備え付けのマイクを使った。その方が生に近い音になったので。これも先に書いたように時と場所により違うので結論は出せないが、現時点で言うならば、少しでも柔らかい音を望み、なおかつ音量不足を解消したくてマイクを使うなら、楽器に直接付けるのではなく、楽器専用のマイク(価格は高いが)を用意するのがベストのように思う。経験を重ねると、また考えが変わるかも知れないが・・・。 

 

 

 

 

 

 

RIMG0782.jpg

 

 

 

 

 

2 thoughts on “ギターマイク つづき”


  1. あおっき~さま♪

    貴重なご意見ありがとうございます。
    あおっき~さまは音響の専門家ですもんね!

    おっしゃるとおり時と場合と場所その他条件によって変えるのが
    一番ですね!

    何事もそうかも知れませんが、音も人によって感じ方が違い、
    意見を聞いて試してみても、想像するのと実際とは違うんですよね~。

    私の相棒も電気のかかったキーボードでクラシックははあまり
    弾きたくないみたいです!
    音はいろいろ選べて楽しめますが、タッチが違うので、
    クラシックを弾くと、思うような表現にならず悔しいみたいです!

    合わせる楽器、歌が入るのかなど、いろいろ条件が違うので
    自分たちにあった方法を試行錯誤して、考えるしか方法がないと思いました。

    コンサートとして聞いていただくなら、もっと真剣に考えなくてはいけませんね。



  2. クラシックギターの持つ本来の音色をご存知ですから、
    コンタクトマイクを取り付けてエレキ化すると、
    大抵「音色が違う」ことと、「音の聞こえ方が変わる」事に、
    違和感を覚える事になりますねぇ。元相方もそうでした。

    私は、最初からエレガットギター(マイク内蔵型)を所有しているので、
    音に人工的な残響を付けたりして積極的に変化させるなどし、
    特にコダワリなく使っています。
    生で演奏しても聞こえるならそのまま、
    音を増強する必要が生じればプラグを差し込んでアンプで鳴らす、
    PA設備の整った会場で演奏する時は、マイクで狙って頂く…
    (マイクを立てて貰った方が音色的にはマシですね)
    と、場所に合わせてこちらも対応出来るので重宝しています。

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