宝塚星組公演『こうもり』

音楽雑記カテゴリー

宝塚大劇場で現在公演中の『こうもり』 …こうもり博士の愉快な復讐劇…～ヨハン・シュトラウス二世　オペレッタ「こうもり」より～を観劇してきた。

桜の季節にふさわしく、ピンクの衣装がふんだんに使われ、相変わらずの豪華絢爛さは観客の目を存分に楽しませてくれる。

内容はヨハン・シュトラウスのそれとは異なって、「アイゼンシュタイン侯爵」が主役ではなく「こうもり博士」と笑いものにされた「ファルケ博士」が主役。その役をトップスター北翔海莉が演じる。

脚本演出は野口幸作、ユーモアの扱いがとても小粋で、演じる人達の演技力も優れているが、しゃれたユーモラスな会話と仕草に何度も小気味よい笑いが起きた。

北翔海莉はさすがトップスター！すべてが別格。あの切れ味の良さはどこから来るのだろう？天性のものだろうか？

シュトラウスの「こうもり」とは違っているが、新しい発想のオペレッタ、そして第2幕でのショー・スペクタクル『THE ENTERTAINER！』ともども十分に堪能させてもらえる公演だった。

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